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2024 .03.28
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様々な局面において「変化のスピードが速い時代」と言われる。同意できる部分もありつつ、それでは例えば終戦から復興~高度成長の時代はどうだったのか、と違和感を抱く事が多い。

敗戦直後のいたる所が焼け野原という状態、しかも国家の主権さえ抑えられた状態から、東京タワーが立つまで13年。今(2010年)から13年前の1997年といえば「もののけ姫」や「たまごっち」が流行し、神戸で酒鬼薔薇聖斗の事件があった年。今も人気の「ONE PIECE」もこの年から連載が開始。確かにかなり以前という感覚はあるが、少なくとも表面上は全く違う世界という感じはしない。

明治以降の近代というくくりで見れば、今は特段「変化のスピードが速い時代」とは呼べないだろう。今程度の変化は、言わば「ごく普通の事」なのだ。にもかかわらずネガティブなニュアンスで変化の速さが喧伝されるのは、今の時代が「衰退局面」と捉えられているからに他ならない。



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VOCALOIDには初音ミクのようにキャラを設定したものの他に、「がくっぽいど」のように「中の人そのものをバーチャル化する」というコンセプトのものも存在する(がくっぽいどのコンセプトそれで良いのかな?)。

実は、これとちょっと似たようなコンセプトを30年近く前に立てていたアーティストがいる。お馴染みテクノ界の大御所、KRAFTWERK(クラフトワーク)である。



本日は終戦記念日。自分は「戦争を知らない子供たち」である団塊のさらにJr.世代であるが、戦争と音楽に関する子供の頃の体験を一つ思い出したので、綴ってみようと思う。

小学生の頃、学校に定年間際の男性の音楽教師(以下、T先生)がいた。当時(1980年代半ば)で50代という事は、おそらく10代の時期に大戦を体験した世代だと思う。うちの小学校には5,6年生全員で構成される「鼓笛隊」があり、T先生はその指導にあたっておられた。指導はかなり厳しかったので、児童の間ではその先生を揶揄する歌がこっそり流行るような、今では少ないかもしれないタイプの「恐い先生」だったと記憶している。

ある日の音楽の授業、その日の題材はお馴染みの童謡「赤とんぼ」だった。
フリーVSTプラグインの定番の一つであり、私も記事やイベントなど様々な場所でご紹介して来たKjaerhus AudioのClassicシリーズ。使い勝手の良さ、CPU負荷の軽さ、出音の質感など、まさに定番と呼ぶにふさわしい安定感を持ったプラグインだった。

ところが、なんと開発元であるKjaerhus AudioのWebサイトが閉鎖してしまった模様だ。

Kjaerhus Audioサイトへのリンク(リンク切れ)

もし上のリンクが復活してこの記事が無意味になればかえって嬉しいのだが、現時点ではホスティング会社?の適当な広告が表示されるだけだ。

海外サイトの書き込みなども色々調べたら、Kjaerhus Aduioは「out of business」と書いている所もあり、どうやら開発を止めてしまった様子だ。

今の自分の環境にはインストールされているからいいが、勿論勝手に再配布とかは出来ないので、サイトが消えたらもうこのシリーズは紹介できないかな…と落胆した。

しかしなんと、最終バージョンのソフトはダウンローダのサイトに一括して残されていて、まだ入手可能だった!

http://www.brothersoft.com/publisher/kjaerhus-audio.html

こちらもいつ無くなるかわからないので、出来れば早めにダウンロードして保管しておくのがおススメ。

ちなみにここでは、シェアウエアとしてリリースされているものもダウンロード可能で、インストールしてみると普通に使える模様。だけど、フリーで公開するとも、フィーの入金先も何もアナウンスされていないので、どう扱ったものか宙ぶらりんな状態だ。

それにしても、今年は超高機能なフリーのアンプシミュレータVSTプラグイン「FreeAmp3」のサイトが消えて入手不可能になるなど、フリーウェア方面にとって色々考えさせられる出来事が続いている。

開発者の方の、無償であれだけのものを提供する労力には尊敬の念を禁じえないし、フリーであってもドネーションなどで少しでも支援できたら、と感じさせる。また、開発をやめるソフトの最終バージョンを、提供してもらって集められる場所があると良いな、とも思った。KVRあたりでそういうの出来ないかなあ?


世間は参院選の真っ只中(なのにニュースでは相撲賭博の方が扱いが大きくて、大丈夫か本当に…)。という事で、選挙にまつわる出来事を一つ。

もう10数年以上前の話。当時私は、現在とは全く別の業種の会社(一部上場企業)に務めていた。

ある日の事。直属の上司から呼ばれ、席に赴くと、タイトルの記載が無い記名リスト用紙(署名運動に使うようなもの)を渡され「これに名前を書け」と言われた。内容が不明のため「これは何ですか?」と訪ねても「いいから書け」と用途を明かさない。

ふと机の上に目をやると、その時実施されていた某首長選挙の候補者のリーフレットが置いてあった。これは…と思ったので「選挙関係のものですか?」と尋ねると、肯定も否定もせずに言葉を濁している。勝手に支持者にされるのは嫌だったので、署名はやんわりと断った。

これがかの有名な「票の取りまとめ」というものなのだろう。聞く所によると、投票日には会社の寮から投票所までマイクロバスを走らせるという。「支持者」の名簿を献上し、確実な投票の推進もしたという事で、後々なにかと会社と候補者の良好な関係が築かれるのだろう。

実は私は、元々その候補者に投票するつもりでいた。しかしこの一件で完全に心象が悪くなったので、投票日は「徒歩で」テクテクと投票所に趣き、用紙に大きく「棄権」と書いて帰ってきた(他に適当な候補者がいなかったのだ)。全く意味が無い行動なのは重々承知だが、どうにも腹の虫がおさまらなかったのだ。

結局その候補者は当選を果たしたが、次回の選挙では新候補に敗れ、今は既に鬼籍に入っている。まあ別に選挙違反ではないし、この程度の工作はいくらでもあるのだろうが、少なくともそれにより票が減る場合だってあるのだ。

少し話題がそれるが、今議論が空転しているネット上での選挙運動解禁。個々の候補者の活動について議論がまとまらない中、まずは「政見放送」を、ネット上で一律公開してはどうか?私は自営業者なのでNHKで午前中にやっている政見放送を観られるが、世の大半の社会人・学生は一番観るのが不可能な時間に放送している。こういったものこそ、全ての人が観られる状況を作るべきなのに。

ネット選挙について論じられる時、ネットに詳しい候補者とそうでない候補者で不公平が生まれる、といった論調をよく目にする。候補者の不公平については考慮するのに、有権者の不利益には考えが及ばないのだろうか?思考が「誰のため」に向いているかが非常に良くわかる。

表面上の政策だけではなく、候補者のこういった部分のセンスも含めて見極めて行きたい。
KORGのiELECTRIBE を筆頭に、iPhone/iPad向け音楽アプリが活気を増している。私も色々試している所で、DTM界久々のリリースラッシュにワクワクしている一方、正直な所まだPC向けソフトシンセやハードの領域から大きく飛び出したアプリは少ないし、パワフルなPC上でソフトシンセ&DAWを使うのに慣れていると、iPhoneやiPadのCPUやメモリのスペックは少々心もとない印象も受ける。

もちろんこれらはこの先の進化で間違いなく大きな進展を見せるだろうが、実は1点、既にiPhone/iPadを音楽制作に使う上で、現状でも大きなメリットが得られる要素がある。それは「起動時間」だ。

SSDなどを装備していれば大きく改善されるだろうが、大抵のPCは電源投入から使用可能になるまで1分以上はかかる。また、DAW等のアプリケーションを起動する時も、プラグインの読み込み等でそれなりの時間を消費する。

仮に、PCで曲作りを行う際の各種起動プロセスが3分かかるとして、それが1年積み重なると

3×365÷60=18.25

実に18時間強!8時間労働に換算すれば2日以上を、起動プロセスの待ち時間として奪われているのだ!東京都の最低時給が791円なので

791×18.25=14,435.75

その時間を他の労働に回せば、少なくとも年間14,000円以上稼げる!

…とまあ、安っぽい経済バラエティ番組のような強引な展開だが、PCで作業を行う上でいかに多くの時間を「起動待ち」に取られているかがわかる。スリープにしたり、電源を入れたままにしたりといった事も可能だが、何だかんだで再起動は必要になる。

その点iOSデバイスは、OS起動時間は実質無いようなものだし、アプリケーションの起動も(サイズの小ささもあるが)かなり速い。少なくとも年間2日分以上の労働時間相当を無駄にするような事態は解消されるはずだ。

上段ではお金に換算したが、ふとアイデアが浮かんでから作業を始められるまでの時間及び気楽さと考えると、ある意味金銭では計り知れないものがある。PCはいわば「コックピット」なので、込み入った作業をやるのには向いているが、アイデアを練る場としては無駄な拘束感があり、行き詰まりをおこしやすいと個人的に感じている。

その一方、PC上では文字通り「何でも出来てしまう」ため、作曲やアレンジ時につい音色を作り込み始めたりといった脇道の作業をしてしまいがちだ(そこから良いアイデアが生まれる事もあるけど)。現状のiPhone/iPadには「丁度良い不自由さ」が存在するので、作曲やアレンジのスケッチ的な作業にはピッタリのデバイスなのではと思っている。

まあ、現在はもうPCで培われた膨大なソフト資産があるので、今後プロセッサ速度とメモリが向上するだけで出来る事が自動的に増えてしまうのは間違いない。きっとiPhoneX(2016年夏発売?)あたりでは、ン百GBのオーケストラライブラリが使えて、iPhone本体を指揮棒代わりに振るとそれに従ったアーティキュレーションが付加されたりするんだよ、きっと。トラックダウンはもちろん、Protools for iPadでね!

…そうなると、またついつい脇道の作業をしてしまい、何らかの制限が欲しくなるんだろうなあ…(笑)。


お馴染みのSynth1(v1.12)を使って、ワールドカップで話題となった南アフリカの民族楽器「ブブゼラ」の音を作ってみました。

パッチのダウンロード

上のリンクからファイルをダウンロードし、zipを解凍しないままSynth1の「zipbank」フォルダに入れると音色を使う事ができます。

vuvuprogram.JPG




このようにSynth1のプログラムに表示されます。

どうぞ応援や乱痴気騒ぎなどにお使いください。

なお、7/8発売のDTMマガジン8月号「フリーウェア・コンシェルジュ」では、待望のアップデートを果たした新生Synth1をピックアップ。なんと開発者のDaichiさんへのインタビュー付きです!こちらもどうぞお楽しみに。



iPhone(3gs)導入後、おそらく他の方々と同じようにバッテリーの消耗に頭を悩ませていた。普通にWeb&メールや地図を見たりする位ならまあ大丈夫だけど、iOS4になってBluetoothキーボードが使えるようになったので、出先での書き物にも積極的にiPhoneを使いたくなった。すると、どうしても補助バッテリーが欲しくなってくる。



そこで色々検討した結果選んだのが、SANYOの単三eneloop2本でUSB端子から電源出力のできるKBC-E1ASという製品。



これの良い所を箇条書きにすると以下のような感じ。

●USB端子なので、iPhone以外のUSB給電機器にも使える。
●中身は単三eneloopなので、例えば出先でBluetoothキーボードの電池が切れた時にはそちらに回せる。
●eneloopを複数本(セット)持って行けば、いくらでも継ぎ足しが可能。
●KBC-E1AS自体で、USBからeneloopへの充電が行える。
●万一eneloopが無くとも、単三アルカリで給電ができる。

単三2本(しかもeneloopは公称1.2v)のためパワー的には強力とは言えないが、バッテリーが1/3程度に減ったiPhoneをフル充電できる程度の力はある。また、KBC-E1ASからUSB経由で給電し続けながら4〜5時間ほどiPhoneで書き物を(Bluetoothキーボード使用)してみたが、バッテリー表示は100%のまま。その時はネットがWi-fiだったので、3Gだともう少し減るのが速いと思うけど、普通の外出なら全く問題ないレベルだ(不安なら電池を何本も持っていけば良いし)。



同じくUSB経由の高容量タイプ(レビューによるとiPhoneを3回位フル充電できるとか)や、iPhoneに直付けするジャケットタイプなどもあったけど、以下のような理由で見送った。

●USB高容量タイプ→高容量でも、出かける間際に「充電してない!」となったら意味がない。KBC-E1ASは、充電済みの単三eneloopをひょこっと入れればすぐ満タン。

●ジャケットタイプ→iPhoneにしか使えない。そして、本体が重くなる。

こんな感じで気に入ってるKBC-E1ASだが、1点だけ本体以外でトラブルが。KBC-E1ASにはUSBケーブルが1本付属するが、これと他のアタッチメントを使いiPhone本体の充電に使おうとした所、接続してもiPhoneの方が充電状態とならなかった。同じ環境で他のUSBケーブルを使うと問題なく充電できるので、付属ケーブルが原因なのはおそらく間違いない。購入された方は、なるべく付属USBケーブルを使わない事をお薦めする。

今、仕事場中のめぼしい電池機器をできるだけeneloopに統一しようと少しずつ買い足しているので、iPhone用も統一できるという面が一番嬉しい。同じように電池モノを多く持っている方には魅力的な選択肢だと思う。

先月発売になったAdobe CS5では紙のマニュアルが廃止になり、電子版のみの提供となった(CS4であった別売りも無し)。個人的には、電子版の方が検索もできるし全然OKなのですが、結構冊子の廃止を嘆いている方も多いようです。

確かに、作業中のPC上にマニュアルを立ち上げて読むのはちょっと鬱陶しいですし、機能を覚えるために持ち歩いて読むというようなケースもあると思います。そこで、紙→電子と言えばやっぱりコレ。iPhone/iPad上のiBooksでCS5のマニュアルを読むための手順を動画でまとめました。



簡単な手順ですが、マニュアルはAdobe  Helpのアプリケーション上でしか閲覧できないと誤解されている方も多いので、是非こういった手法もお試しください。

近頃iPhoneを置く調度良いスタンドを探していて、それなら三脚に取り付けるアタッチメントなどは無いかと調べて見つけたのが上海問屋のDN-100CCというパーツ。

DN-100cc DN-100cc

横のネジを回すと幅を伸縮できて、iPhoneなどをはさんで三脚に付けられるという仕組み。



この通り399円とかなり安いのだが、使ってみるとなかなかの優れものだった。



iPhone本体に当たる部分はゴムなので傷の心配は無し。うちのiPhoneはシリコンジャケットを付けているので全く問題無かった。ゴムには溝があるため、三脚に付けたままタッチしても滑ったりぐらついたりする事なくしっかりホールドされている。唯一、HOMEボタンを押す時は指を1本後ろに添えないと押し込めないのが難点。しかし、上下が完全に空いているのでDockコネクタやヘッドフォンジャックの配線に全く支障が無いのが嬉しい。



今回使っている三脚は、お馴染みのケンコー「ゴリラポッド」。デスク上での取り回しも便利だし、棚でも支柱でも自転車のハンドルでも好きな場所に付けられるのが嬉しい。カメラ用の三脚としてより、この方が真価を発揮できるんじゃないかな?

DN-10CC

一番やりたかったのがコレ!iOS4のリリースでiPhoneでBluetoothキーボードが使えるようになったので、出先で書き物をする時のコンパクトセットを作りたかった。かなり画面も見やすい位置にできるので、テキストのみの作業ならノートPC無しで完全に行けそう!



ちなみに、Appleのワイヤレスキーボードとの組み合わせでのiPhoneへの入力自体も非常に良く出来ている。文字入力だけでなく、画面の明るさや音量の調整、iPodのコントロール、ショートカットの実行といったMac OSと共通の操作がかなり色々使えるのが素晴らしい。こちらも回を改めてレビューします。
筆者プロフィール
音楽・映像制作、原稿執筆、レクチャー等のお問い合わせ&ご依頼は、こちらのフォームからお寄せください。


大須賀 淳(おおすが じゅん)
1975年生 福島県出身

音楽・映像制作「株式会社スタジオねこやなぎ」代表取締役。音楽・映像コンテンツ作成、雑誌「DTMマガジン」他での記事執筆、After Effects等映像系ソフトの講師も行っています。

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