2025 .04.03
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2010 .06.30
KORGのiELECTRIBE を筆頭に、iPhone/iPad向け音楽アプリが活気を増している。私も色々試している所で、DTM界久々のリリースラッシュにワクワクしている一方、正直な所まだPC向けソフトシンセやハードの領域から大きく飛び出したアプリは少ないし、パワフルなPC上でソフトシンセ&DAWを使うのに慣れていると、iPhoneやiPadのCPUやメモリのスペックは少々心もとない印象も受ける。
もちろんこれらはこの先の進化で間違いなく大きな進展を見せるだろうが、実は1点、既にiPhone/iPadを音楽制作に使う上で、現状でも大きなメリットが得られる要素がある。それは「起動時間」だ。
SSDなどを装備していれば大きく改善されるだろうが、大抵のPCは電源投入から使用可能になるまで1分以上はかかる。また、DAW等のアプリケーションを起動する時も、プラグインの読み込み等でそれなりの時間を消費する。
仮に、PCで曲作りを行う際の各種起動プロセスが3分かかるとして、それが1年積み重なると
3×365÷60=18.25
実に18時間強!8時間労働に換算すれば2日以上を、起動プロセスの待ち時間として奪われているのだ!東京都の最低時給が791円なので
791×18.25=14,435.75
その時間を他の労働に回せば、少なくとも年間14,000円以上稼げる!
…とまあ、安っぽい経済バラエティ番組のような強引な展開だが、PCで作業を行う上でいかに多くの時間を「起動待ち」に取られているかがわかる。スリープにしたり、電源を入れたままにしたりといった事も可能だが、何だかんだで再起動は必要になる。
その点iOSデバイスは、OS起動時間は実質無いようなものだし、アプリケーションの起動も(サイズの小ささもあるが)かなり速い。少なくとも年間2日分以上の労働時間相当を無駄にするような事態は解消されるはずだ。
上段ではお金に換算したが、ふとアイデアが浮かんでから作業を始められるまでの時間及び気楽さと考えると、ある意味金銭では計り知れないものがある。PCはいわば「コックピット」なので、込み入った作業をやるのには向いているが、アイデアを練る場としては無駄な拘束感があり、行き詰まりをおこしやすいと個人的に感じている。
その一方、PC上では文字通り「何でも出来てしまう」ため、作曲やアレンジ時につい音色を作り込み始めたりといった脇道の作業をしてしまいがちだ(そこから良いアイデアが生まれる事もあるけど)。現状のiPhone/iPadには「丁度良い不自由さ」が存在するので、作曲やアレンジのスケッチ的な作業にはピッタリのデバイスなのではと思っている。
まあ、現在はもうPCで培われた膨大なソフト資産があるので、今後プロセッサ速度とメモリが向上するだけで出来る事が自動的に増えてしまうのは間違いない。きっとiPhoneX(2016年夏発売?)あたりでは、ン百GBのオーケストラライブラリが使えて、iPhone本体を指揮棒代わりに振るとそれに従ったアーティキュレーションが付加されたりするんだよ、きっと。トラックダウンはもちろん、Protools for iPadでね!
…そうなると、またついつい脇道の作業をしてしまい、何らかの制限が欲しくなるんだろうなあ…(笑)。
もちろんこれらはこの先の進化で間違いなく大きな進展を見せるだろうが、実は1点、既にiPhone/iPadを音楽制作に使う上で、現状でも大きなメリットが得られる要素がある。それは「起動時間」だ。
SSDなどを装備していれば大きく改善されるだろうが、大抵のPCは電源投入から使用可能になるまで1分以上はかかる。また、DAW等のアプリケーションを起動する時も、プラグインの読み込み等でそれなりの時間を消費する。
仮に、PCで曲作りを行う際の各種起動プロセスが3分かかるとして、それが1年積み重なると
3×365÷60=18.25
実に18時間強!8時間労働に換算すれば2日以上を、起動プロセスの待ち時間として奪われているのだ!東京都の最低時給が791円なので
791×18.25=14,435.75
その時間を他の労働に回せば、少なくとも年間14,000円以上稼げる!
…とまあ、安っぽい経済バラエティ番組のような強引な展開だが、PCで作業を行う上でいかに多くの時間を「起動待ち」に取られているかがわかる。スリープにしたり、電源を入れたままにしたりといった事も可能だが、何だかんだで再起動は必要になる。
その点iOSデバイスは、OS起動時間は実質無いようなものだし、アプリケーションの起動も(サイズの小ささもあるが)かなり速い。少なくとも年間2日分以上の労働時間相当を無駄にするような事態は解消されるはずだ。
上段ではお金に換算したが、ふとアイデアが浮かんでから作業を始められるまでの時間及び気楽さと考えると、ある意味金銭では計り知れないものがある。PCはいわば「コックピット」なので、込み入った作業をやるのには向いているが、アイデアを練る場としては無駄な拘束感があり、行き詰まりをおこしやすいと個人的に感じている。
その一方、PC上では文字通り「何でも出来てしまう」ため、作曲やアレンジ時につい音色を作り込み始めたりといった脇道の作業をしてしまいがちだ(そこから良いアイデアが生まれる事もあるけど)。現状のiPhone/iPadには「丁度良い不自由さ」が存在するので、作曲やアレンジのスケッチ的な作業にはピッタリのデバイスなのではと思っている。
まあ、現在はもうPCで培われた膨大なソフト資産があるので、今後プロセッサ速度とメモリが向上するだけで出来る事が自動的に増えてしまうのは間違いない。きっとiPhoneX(2016年夏発売?)あたりでは、ン百GBのオーケストラライブラリが使えて、iPhone本体を指揮棒代わりに振るとそれに従ったアーティキュレーションが付加されたりするんだよ、きっと。トラックダウンはもちろん、Protools for iPadでね!
…そうなると、またついつい脇道の作業をしてしまい、何らかの制限が欲しくなるんだろうなあ…(笑)。
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