2025 .04.02
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2010 .05.12

2010年5月10日に渋谷ソフトバンクにオープンした「USTREAMスタジオ渋谷」。なんともラッキーな事に我がスタジオねこやなぎも5/24にここから丸一日の配信が決定しました!(詳細は追って告知します)。配信者向けの説明を聞きにお邪魔して来たので、写真を交えて機材紹介や雑感を書こうと思います(なんか今日はGIGAZINEみたい(笑))。
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場所は、渋谷109の道路をはさんだ向かい側。ソフトバンクのビルに既におおきく「USTREAM」と書いてあるので、迷うことなくすぐに見つかります。

エレベータを降りた所のエントランス。まだ真新しく、まばゆいsoftbank色になっています。ワンフロア丸々スタジオに使用されています。

今日は中を詳しく見られなかったBスタジオ。こちらでは、椅子を並べてセミナー形式のようなスタイルの放送が出来るとの事。ホワイトボードなども備えられています。

メインとなるAスタジオ。小学校の教室よりちょっと小さい位の部屋なので、あまり多数のお客さんを入れたりは難しい構造です(本日は、この背後に10数人程座り、それでほぼ一杯)。


照明は、KINO FLO系のフラットライトをトップとサイドに配置。光量もそこそこあり大分フラットにあたります。ただ、現状のセッティングでは席後ろのガラスに思いっきり反射してしまい、素材を変える事を検討中との事。

メインカメラは、SONYのHDR-AX2000。HD画質のカメラですが、ビデオミキサーにはコンポジットで繋がっているためSD画質で送られます(USTREAMには十分ですが)。カメラはこの他にコンパクトなハンディカムが一台あり、もちろん持ち込みもOKとの事。

マイクはEDIROLのDR-50。USTREAMスタジオ渋谷では、映像・音響共にEDIROL(Roland)の製品が中心の構成となっています。DR-50は多くの方にあまり馴染みの無いマイクだと思いますが(私も使った事ありません)、ごくごく一般的なダイナミックマイクという感じでした。もし歌などを繊細に録りたい場合は、別途コンデンサーマイク等の持ち込みをお勧めします。


ワイヤレスマイクは、SHUREとSONYの中クラスの製品が。どうやら側の家電量販店のワイヤレスと混信した事もあるそうで、チャンネルは変えない方が無難そうです。

モニタースピーカーはROLANDのBA-330。爆音はNGですが、そこそこの音量を出せます。ただし演奏者用のモニターとかは無いので、必要を感じる人は持ち込んだ方が無難かも。

ビデオミキサーのLVS-800を中心に卓周り。SONYのスタジオ御用達ヘッドフォンMDR-CD900STも用意されています。LVS-800の取扱説明書はこちら。


メインのオーディオミキサーはEDIROLのM-16DX。ただ、この手のデジタル宅は、慣れた人でも細かい設定などが初見では手間取るので、音楽系の人なんかは音響担当者の慣れたミキサーを持ち込んだ方が無難です。サブミキサーとして、ラインミキサーのM-10MXも用意されてます。M-16DXの取扱説明書はこちら。

動画や静止画をポン出しできるEDIROLのP-10。使用素材はこちらからダウンロードできるソフトで専用形式に変換する必要あり。メディアはSDHCに対応しています。

こちらはTricaster Studioという配信用の機材で、このような事が出来ます。まだ使われていないそうですが、結構値のはる機材なので、知識のある方は試されるのも良いかと思います。


映像・音声は基本的にPC外でまとめてからキャプチャボードに入力し、Flash Media Stream Server経由で配信されます。この他、配信中の画面やTwitterなどを見るためのノートPCもありますが、基本的になにもソフトが入っていないPCなので、ソフトを実演したりプレゼンを行うためのPCは自分で持ち込む必要が出てきます。

最後に、意地悪じゃないんですが(笑)この通り電源事情が悪く、説明の時もPAにハムが乗ったりという事がありました。公開レコーディングなどで音質にこだわり機材を持ち込む際は、電源周りから考える事をお勧めします。
全体の感想としては、場所ができて機材が入っただけで、まだ全てが手探りという感じがありました。しかし、それだけにこれから「新しい流れを切り開いていく」面白みに溢れていますし、何よりこれら丸々が無料で、一日限定一組で使えるというのがスゴイ!ご興味のある方は、是非応募をお勧めします。
これからも、本番の日を含めて機材やノウハウなど記していきます。
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