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2017 .10.19
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古本の資料的価値についてTwitterでつぶやいていたら、ふと国会図書館の「献本制度」の事を思い出した。

献本制度とは「日本国内で発行した書籍は、資料として国会図書館に一冊よこしなさい」という制度。強固なものではないのでもちろん抜けも多々あるだろうけど、これにより一般的な書物の大部分は資料としてアーカイブされている形となる。同人誌なども受け付けているので、作っている人は是非自分の活動の記録としても献本しておくと良い(後世、どんな貴重な資料になるかわからない)。

さて、本題に入ると、iPadやKindleの登場で急速な普及が喧伝されている電子書籍。これからは電子書籍のみで発行される作品も大幅に増えるだろうけど、そうなると献本制度はどうなるんだろ?という疑問がわいて来た。ある種、場所もとらないしアーカイブには最適な形だけど、じゃあファイル形式は?バックアップ体制は大丈夫?そもそも受け付けているの?ど疑問が付きない。

ちょっと検索してみたら、一応こんな取り組みはしているようで、さすがにノーマークではないらしい。また、出版物全般という事で少しニュアンスの違う部分もあるけど、閣僚のこんな発言も出てきた。(←余談だけど、このリンク先記事の2ページ目の出版社の権利保護の部分はなんかすごくチグハグな事言ってないかな?書籍コンテンツの価値は、版下的なデータじゃなくて内容そのものにあるのに)。

制度を作る上でもなんでも、普通のWebページやblogなんかと「電子書籍」はどう違うのか?ってのが結構大きな問題になりそう。個人的な見解では、サーバ上に置かれた複数のパーツから成り、常に改変の可能性がある動的なものは書籍とは呼べないと思う。書籍と呼べるものは、版ごとの改訂はあっても、ある時点の一版の内容が固定された静的なコンテンツである必要がある。そうしたものでなければ、アーカイブ資料としての意味も半減してしまう。

おそらくどんな形式で電子書籍を編集しても、PDFなら手間をかけずにコンバートできると思うので、とりあえずPDFでいいから国会図書館にPDFでの電子書籍献本の仕組みを作るべきではないか。でないと、何年かかけて仕組みを整備するにしても、それが出来るまでの間に資料の空白ができてしまう。それも、メディアの大転換という歴史上非常に重要な一時期の資料が。

一つ不安なのが、官公庁系のデータベースで出来の良いのをあまり見たことが無いという事。国家事業だから国内企業に、と言いたい所だけど、Googleあたりに良いのを作ってもらった方がよほど国益にかなうとしたら、なんとも皮肉な話だ。

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大須賀 淳(おおすが じゅん)
1975年生 福島県出身

音楽・映像制作「株式会社スタジオねこやなぎ」代表取締役。音楽・映像コンテンツ作成、雑誌「DTMマガジン」他での記事執筆、After Effects等映像系ソフトの講師も行っています。

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