理由の推察その1
サーバへの負荷、回線の帯域幅の消費への懸念

おそらくこれが最大の理由。Entropy Visionの場合、ユーザーのマシンへの負荷はちょっと派手目のFlashより軽いが、データを随時読み出しているため、サーバや通信回線への負荷は多くなる。そのかわり、最初にデータを全部読む必要が無いので、表示の待ち時間は無いに等しい。

理由の推察その2
広告料金を、バナーと動画で切り分けたい

媒体側としては、より多くの情報を流せる動画広告には、従来のバナーよりも高い広告料金を設定したいはず。しかし、どこまでが静止画の延長のバナーで、どこからが動画となるのか。様々なメディアがシームレスにつながるのがWebの魅力であるから、その進化を一時の利得で制限するのは得策ではない。

理由の推察その3
システムの対応の遅れ

バナークリックの管理を行うプログラムの都合上などで、ビデオファイルの扱えない古いバージョンのFlashしか使えない環境も数多く現存する。

理由の推察その4
周知の遅れ

そもそも、Webにビデオ系の技術をスムーズに持ち込める業者やクリエイターがまだまだ少ない。


…などなど、まだかなりのハードルがある状態だが、ここでも追々面白そうな動画応用テクノロジーをご紹介して行こうと思う。