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2025 .02.01
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朝起きて仕事部屋に行くと、電源を入れたままにしていたMacBook(BootcampでWindows起動)の画面に「?」が表示され、カラン、カラン、カラ…と乾いた音。

…HDDさんは永い旅へと出られた模様です。

納品間際のファイルとか、多少は分散させてるんで完全に致命的なファイルは今のところ無いものの…事務&プライベート全般のマシンなので非常に参った…。

とりあえず、データ救出を試してみよう。
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UTAUを始めとして、「ソフトウェアで音楽を作る」という行為はすっかり当たり前のものとして定着した。しかし、ほんの十数年前は、シンセなどの音源は全てハードウェアでやるのが当たり前だった。そんな頃、まさに「時代が変わる」事を予感させたのが、現在ReasonをリリースしているPropellerhead社の「Rebirth RB-338」というソフトだった。


RB-338は、往年のRoland製ベース用シンセTB-303と、リズムマシンのTR-808TR-909(Ver2から)をシミュレートしたソフト。特に衝撃だったのが、TB-303の「本物そっくりさ加減」だった。
TB-303は登場した当時、「まともなベースの音」がさっぱり出なかったせいで、かなりの不人気機種だった。それが1994~6年頃、その特異なサウンドに目を付けたドイツのHardfloor、日本の電気Grooveといったテクノアーティストに「発掘」され、中古価格の異常な高騰を伴うリバイバルブームを巻き起こしていた。それを受けて、303サウンドの再現を狙ったシンセが各社から発売されたが(私もNovationのBassStationを購入した。余談だが、BassStationも後にソフトになっている)どれも「再現」というレベルには至っていなかった(それぞれのシンセに別方面の魅力はあったが)。

そんな中、303をシミュレートしたというソフトの情報を耳にはさみ、それがRebirth RB-338だった。当時使い始めたばかりの激重のインターネットで一晩かけてダウンロードし(その頃は、夜だけ特定の電話番号がつなぎ放題となる「テレホーダイ」サービスでネットにつなぐのが一般的だった)、起きて朝一で試してみた。

いやあ、「まだ夢をみてるのか?」と思った。

スピーカーから流れてきたのは、まるでCDで聴いているようなTB-303のサウンド。数々のハードが実現できなかったサウンドを、ソフトが一番「そっくり」に紡ぎ出してしまったのだ。あくまで「こんなのもあるよ」的な存在であったソフトシンセが、一気に「最も有用なツールの一つ」へと昇格した瞬間だった。

その後、Steinbergの「VSTi」規格の登場でソフトシンセの大波が一気に押し寄せるのだが、それはまた機会をみながら少しずつ。

話は戻り、そんな時代転換の象徴のようなソフトRebirth RB-338だが、なんと現在はフリーで公開されている。登場から十数年を経た今でも十分に使えるソフトなので、ご興味のある方は是非お試しを。

もしリクエストがあれば、追って使い方の概要などもアップします。

UTAUのかがみうさぎライブラリを大幅修正する前に、現バージョンでもう一曲作っていろいろ洗い出そうと新作の作成中。色々と細かい業務に追われてなかなか進まないけど、もう曲はほぼ出来ているので今週末には公開したい。

もうすっかり当たり前のように作業してるけど、思えばボーカルを「打ち込む」というのも、ほぼボーカロイド出現以降に出てきた新しい概念だなあ、とつくづく思う。波形編集とかピッチ補正ツールでボーカルをいじる事はもうけっこう長くやってるけど、ゼロの状態からパートを打ち込んで作っていくのはいまだに新鮮な発見が数多くある。

よく「ギターが弾ける・弾けないでギター打ち込みは全然違う」「ドラマーの打ち込んだリズムトラックのノリは違う」なんて言われて、確かに違うと実感する事も多いけど、ボーカル打ち込みにもそれがあてはまるような事例が今後どんどん出てくるだろうか。

自慢じゃないが、自分はカラオケレベルで見ても歌が下手だと思う。自分の歌のどこがおかしいかはわかるのだけど、思ったような表現に身体能力が追いつかない。弾けない楽器の打ち込みと同様、歌パートの打ち込みは頭の中にある理想像へコツコツ地道に近づけていく作業だ。

今後、名のあるシンガーの人が、自分の声を素材にした音源で自分で歌を打ち込み、本人の歌とデュエットする、なんて表現が出てきたら、さぞかし面白いだろうなあ、と思う。


これはご存知の方も多いと思われる有名なVSTプラグイン「Delay Lama」(ディレイラマ)。
Delay Lama
鍵盤演奏やパッド上のクリックでお坊さんが唄いだし(母音だけだけど)、ピッチベンドやドラッグで母音が変化する。「あいやいや~」と怪しい響きはまさに涅槃へ導かれるよう。

内部の仕組みはおそらく、どんな音も母音に変えてしまうAquestの面白いプラグイン「Vocalizer」と同じなのだろうが、この見せ方は驚異的。一応これはドネーション(寄付)ウェアで、チベットの独立運動への寄付が募られている(本気かわからないが、本当なら寄付したい)。

以前、女性4人組の生演奏(バイオリンx2、フルート、キーボード)ユニット向けに「ジェームズ・ボンドのテーマ」(007のテーマ)をアレンジした時、「潜入先の大ボスの怪僧とボンドの対決」みたいな状況を考えて、オケにDelay Lamaを使ってみた事がある。メンバーの皆様には面白がって頂けたようなのだが、後にそれをホテルで演奏したと聞いて、ユニットに変なイメージがつかなかったか…と少し反省した…。

母音しか出なくとも、UTAUと違いリアルタイムでぐりぐりと演奏できる面白さ・快感はやっぱりいまだに魅力的。まだまだ遊びどころを探せそうなプラグインだ。
「エフェクト」と聞いておそらく一番大多数の人がまずイメージするのが、音に残響を加える「リバーブ」だと思う(ちなみに「エコー」という言葉は、専門的にはリバーブではなく「ディレイ」に対して使われる。詳細はググッてください(笑))。

以前は機材の値段がサウンドの質に一番直結するエフェクトの一つだったんだけど、特にソフトウェアベースで音を扱うようになってからは「底」がものすごい勢いで上がって、フリーウェアでも結構質の良いものが手に入るようになって来た。

最近気に入ってよく使っているのが、VARIETY OF SOUNDが配布している「epicVerb」というVSTプラグイン。
epicverb
ダウンロードはここから

これは見た目通り、一昔前のラック系機材を模したような仕様になっていて、リアルな部屋鳴りよりは、いかにも「リバーブっぽい」サウンドに向いている。

シャープでカラッと明るいキャラクターがあるので、ポップス系でスネアやリズミカルなバッキングなどに使うと軽快な雰囲気を出しやすい。良くも悪くも「馴染ませる」のが大変なUTAUのボーカルなんかも、無理に調整するよりは、こういったキャラクターのエフェクトと併せて個性を際立たせた方が独自の世界を築けると思う。

epicverbはWindows用のVSTプラグインで、REAPERMU.LABなんかのフリーDAWで使用可能。一度お試しあれ。

かがみうさぎのブログパーツを作りました(笑)
操作すると、色々縁起の良いものが出て来ます。

↓下のHTMLタグを入力した場所に、簡単に貼り付けられます。

<script type="text/javascript" charset="shift-jis" src="http://studionekoyanagi.jp/kagami/engi/engi.js"></script>

是非お試しください!
色々とタイミングが合わず昨夜はほぼ徹夜になり、そのまま本日午前は打ち合わせに外出。お昼頃戻り、午後に残ってる仕事は…

「眠りを誘うような“癒し系”楽曲」の作成…。

ゆる~い反復フレーズを打ち込み、もふぅ~っとした低音のPadを重ね、フェイザーでたゆたうようなサウンドを作り、意識の深くにもぐりこんで行くようなディレイのフィードバック音……

zzzzzz...

…はっ!もう外は薄暗く!
う、うむ、我ながら曲の効用がバッチリな事を検証できた!
…のか?(汗)
テレビの「秘密のケンミンshow」という番組で、自分の田舎(福島県須賀川市。実家は隣町だけど、須賀川市の高校に通っていた)の「くまたぱん」というお菓子を紹介していた(“くまだぱん”と認識していたけど、商品名は濁らないらしい)。

このお菓子、パンとはいうけど、実際には餡子を黒糖の生地で包み、さらに砂糖を大量にまぶすという激甘の饅頭なのだ(番組でもそこを突っ込まれていた)。

確かに地元じゃ有名なんだけど、甘すぎて一箱貰うとすごく困るお菓子だった…。不味くはないんだけど、数年に一個食べれば十分かなあ。今見たらお取り寄せもやってるようなので、興味のある方はどうぞ。

というわけで(?)UTAUのHANASUで、須賀川市近辺の訛りを再現してみました(爆)。どうだべない?

前々から興味のあった「HANASU」を、かがみうさぎでやってみた。



ほうほう、これなら今後色々と面白い事ができそう!


UTAUのSNS中のトピで、かがみうさぎ録音時の機材やセッティングを書いたんですが、我ながらすごく有用な事を書いた気がするので(笑)ここにも転載しておきます。

長いので、詳細は「続きを読む」から。
筆者プロフィール
音楽・映像制作、原稿執筆、レクチャー等のお問い合わせ&ご依頼は、こちらのフォームからお寄せください。


大須賀 淳(おおすが じゅん)
1975年生 福島県出身

音楽・映像制作「株式会社スタジオねこやなぎ」代表取締役。音楽・映像コンテンツ作成、雑誌「DTMマガジン」他での記事執筆、After Effects等映像系ソフトの講師も行っています。

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