2010 .08.19
様々な局面において「変化のスピードが速い時代」と言われる。同意できる部分もありつつ、それでは例えば終戦から復興~高度成長の時代はどうだったのか、と違和感を抱く事が多い。
敗戦直後のいたる所が焼け野原という状態、しかも国家の主権さえ抑えられた状態から、東京タワーが立つまで13年。今(2010年)から13年前の1997年といえば「もののけ姫」や「たまごっち」が流行し、神戸で酒鬼薔薇聖斗の事件があった年。今も人気の「ONE PIECE」もこの年から連載が開始。確かにかなり以前という感覚はあるが、少なくとも表面上は全く違う世界という感じはしない。
明治以降の近代というくくりで見れば、今は特段「変化のスピードが速い時代」とは呼べないだろう。今程度の変化は、言わば「ごく普通の事」なのだ。にもかかわらずネガティブなニュアンスで変化の速さが喧伝されるのは、今の時代が「衰退局面」と捉えられているからに他ならない。
敗戦直後のいたる所が焼け野原という状態、しかも国家の主権さえ抑えられた状態から、東京タワーが立つまで13年。今(2010年)から13年前の1997年といえば「もののけ姫」や「たまごっち」が流行し、神戸で酒鬼薔薇聖斗の事件があった年。今も人気の「ONE PIECE」もこの年から連載が開始。確かにかなり以前という感覚はあるが、少なくとも表面上は全く違う世界という感じはしない。
明治以降の近代というくくりで見れば、今は特段「変化のスピードが速い時代」とは呼べないだろう。今程度の変化は、言わば「ごく普通の事」なのだ。にもかかわらずネガティブなニュアンスで変化の速さが喧伝されるのは、今の時代が「衰退局面」と捉えられているからに他ならない。
一般的な感覚として、今まで安泰だったものか崩れそうになり、それを繋ぎ止めようとする場合、大きなストレスが発生する。逆に、まだ何も作られていない更地に何かを築こうとする場合、過大な労力は必要となるが、ストレスはかなり少なくなる。
既得を守ろうとする姿勢の方が、新たに分野を切り開いて行くよりも、何倍もストレスが大きく精神的な苦難を伴なうものなのだ。
たとえば、今変化に晒されている業界の筆頭として挙げられる出版業を例に取ってみよう。従来のスタイルのまま出版業を営んで行く事は、世間で散々騒がれている通り(なので詳細は略)非常に苦難が多く、大変である事が想像できる。まさに、時代の荒波に揉まれている感覚だろう。
では、電子出版の方に目を向けるとどうか?iPadやKindleなどがこれだけ騒がれながら、まだそれらで読めるコンテンツが圧倒的に少ない。まず最初の作業として、とりあえず既存の書籍をどんどん電子化して蓄積して行くという「楽して一定規模の売上(買い直し需要)」が見込める作業も、一部のコミックなどを除いてあまり進んでいない。
電子出版も相当な苦難の道である事は間違いないが、少なくとも今はまだ更地に近い状態であるこの分野を築きあげて行く事は、単なる守旧よりもずっとストレスが少ないはずだ(もし旧来の出版社が「ストレスを感じながら仕方なく」電子方面に乗り出しても、成功の確率は少ないだろう)。
もしあなたが「変化の速さ」に苦痛を感じたら、むしろ積極的に「変化」を実行し、今はまだ更地・荒地であっても未来を感じる場所に身をおいてみると良い。そうすれば、きっと意外な程の「居心地の良い安堵感」に包まれるはずだ。
既得を守ろうとする姿勢の方が、新たに分野を切り開いて行くよりも、何倍もストレスが大きく精神的な苦難を伴なうものなのだ。
たとえば、今変化に晒されている業界の筆頭として挙げられる出版業を例に取ってみよう。従来のスタイルのまま出版業を営んで行く事は、世間で散々騒がれている通り(なので詳細は略)非常に苦難が多く、大変である事が想像できる。まさに、時代の荒波に揉まれている感覚だろう。
では、電子出版の方に目を向けるとどうか?iPadやKindleなどがこれだけ騒がれながら、まだそれらで読めるコンテンツが圧倒的に少ない。まず最初の作業として、とりあえず既存の書籍をどんどん電子化して蓄積して行くという「楽して一定規模の売上(買い直し需要)」が見込める作業も、一部のコミックなどを除いてあまり進んでいない。
電子出版も相当な苦難の道である事は間違いないが、少なくとも今はまだ更地に近い状態であるこの分野を築きあげて行く事は、単なる守旧よりもずっとストレスが少ないはずだ(もし旧来の出版社が「ストレスを感じながら仕方なく」電子方面に乗り出しても、成功の確率は少ないだろう)。
もしあなたが「変化の速さ」に苦痛を感じたら、むしろ積極的に「変化」を実行し、今はまだ更地・荒地であっても未来を感じる場所に身をおいてみると良い。そうすれば、きっと意外な程の「居心地の良い安堵感」に包まれるはずだ。
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