2024 .11.21
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2010 .03.25
公開してから少し時間がたつけど、恵比寿の美容室「髪工房PaPa」様のPV作成を担当させて頂いた。
お店は恵比寿駅から数分の好立地で、映像にもあるようにアンティークで統一された内装がとてもお洒落。スタッフの皆様もとてもフレンドリーなお店なので、ご興味を持たれた方は是非一度お店のサイトもご覧ください。
さて、実はこのムービー、Panasonicの動画一眼「GH1」で撮影している。お店の皆様にご協力頂きながらスタッフは私1人という最小規模の撮影体制だったが、普通のビデオカメラ撮影とは一味違う面白い画を撮る事ができた。
今回の一番のポイントは、本格的な「オーバークランク」(高速度撮影によるスローモーション)を多用できた事。通常のビデオカメラは秒間訳30コマで撮影しており、これをスロー再生するとコマとコマの間が無くなるためカクカクした動きになる。
しかしGH1は、1280x720ピクセル(いわゆる720p)の解像度なら秒間60コマの撮影が可能。このPVでは、60fpsの映像を映画と同じ24fpsに落とし込む事で、2.5倍のなめらかなオーバークランク効果を得ている。これは今まで、安いやつでも60万円位するクラスのビデオカメラでしか出来なかった事なので、10数万円のGH1でここまでやれてしまうのは非常に衝撃的だった。
スチール用の一眼(←詳細は省くけど、実はGH1は”一眼レフ”ではないのでこの表記)に高度な動画機能を乗せるのは今のトレンドだけど、個人的には「なんで出来ないんだろう?」と思っていた事がやっと実現した感じだ。乱暴な言い方をすれば、秒24コマ以上の静止画を連射できれば動画になるんだから。
多分、処理系の部分は最近のプロセッサの能力でやっと実現可能になったんだろうけど、膨大な蓄積のあるスチールカメラのレンズや構造をムービーに活かすというのは、ある種「枯れた技術の水平思考」と言えるかもしれない(微妙にニュアンスは違うかもしれないけど)。
この「枯れた技術の水平思考」は、任天堂でゲーム&ウォッチやゲームボーイを企画した伝説の人物である故・横井軍平氏の言葉。最新のものばかりではなく、既に広く普及しているものを発想を変えて使う事で、価格やトラブルの発生を抑制しながら新しいモノを作るという事。
例えば初代ゲームボーイは、当時既にカラー化も可能な中で白黒の液晶を採用した事で、価格を抑えると同時にバッテリーの持ちも大変良いという特徴を生み、同世代の携帯ゲーム機の中でダントツの勝ち組となった。この流れが最近のDSやWiiに至るまで受け継がれているのは、誰の目にも明らかだろう。
様々な分野で言える事だが、ものすごい新技術があっても、それを全然陳腐な発想でしか使えていない「最新技術の水没思考」とでも言うような場面のなんと多い事か。経験や蓄積は大きな財産だが、それを思考停止の口実に使ってしまうと非常に残念な結果を生む。
変な話、ドラえもんの道具をトンデモない発想で使うのび太はすごいなあ、と最近とみに思う。ドラえもんの来ない未来では、就職に失敗して起業したりしてるし(笑)。あれは、花火で火事にしてなければ、結構ドラえもんが来なくとも成功していたかも?(^^;)。
お店は恵比寿駅から数分の好立地で、映像にもあるようにアンティークで統一された内装がとてもお洒落。スタッフの皆様もとてもフレンドリーなお店なので、ご興味を持たれた方は是非一度お店のサイトもご覧ください。
さて、実はこのムービー、Panasonicの動画一眼「GH1」で撮影している。お店の皆様にご協力頂きながらスタッフは私1人という最小規模の撮影体制だったが、普通のビデオカメラ撮影とは一味違う面白い画を撮る事ができた。
今回の一番のポイントは、本格的な「オーバークランク」(高速度撮影によるスローモーション)を多用できた事。通常のビデオカメラは秒間訳30コマで撮影しており、これをスロー再生するとコマとコマの間が無くなるためカクカクした動きになる。
しかしGH1は、1280x720ピクセル(いわゆる720p)の解像度なら秒間60コマの撮影が可能。このPVでは、60fpsの映像を映画と同じ24fpsに落とし込む事で、2.5倍のなめらかなオーバークランク効果を得ている。これは今まで、安いやつでも60万円位するクラスのビデオカメラでしか出来なかった事なので、10数万円のGH1でここまでやれてしまうのは非常に衝撃的だった。
スチール用の一眼(←詳細は省くけど、実はGH1は”一眼レフ”ではないのでこの表記)に高度な動画機能を乗せるのは今のトレンドだけど、個人的には「なんで出来ないんだろう?」と思っていた事がやっと実現した感じだ。乱暴な言い方をすれば、秒24コマ以上の静止画を連射できれば動画になるんだから。
多分、処理系の部分は最近のプロセッサの能力でやっと実現可能になったんだろうけど、膨大な蓄積のあるスチールカメラのレンズや構造をムービーに活かすというのは、ある種「枯れた技術の水平思考」と言えるかもしれない(微妙にニュアンスは違うかもしれないけど)。
この「枯れた技術の水平思考」は、任天堂でゲーム&ウォッチやゲームボーイを企画した伝説の人物である故・横井軍平氏の言葉。最新のものばかりではなく、既に広く普及しているものを発想を変えて使う事で、価格やトラブルの発生を抑制しながら新しいモノを作るという事。
例えば初代ゲームボーイは、当時既にカラー化も可能な中で白黒の液晶を採用した事で、価格を抑えると同時にバッテリーの持ちも大変良いという特徴を生み、同世代の携帯ゲーム機の中でダントツの勝ち組となった。この流れが最近のDSやWiiに至るまで受け継がれているのは、誰の目にも明らかだろう。
様々な分野で言える事だが、ものすごい新技術があっても、それを全然陳腐な発想でしか使えていない「最新技術の水没思考」とでも言うような場面のなんと多い事か。経験や蓄積は大きな財産だが、それを思考停止の口実に使ってしまうと非常に残念な結果を生む。
変な話、ドラえもんの道具をトンデモない発想で使うのび太はすごいなあ、と最近とみに思う。ドラえもんの来ない未来では、就職に失敗して起業したりしてるし(笑)。あれは、花火で火事にしてなければ、結構ドラえもんが来なくとも成功していたかも?(^^;)。
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