2024 .11.22
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2010 .02.25
本日発表されたVOCALOIDの新エンジン「VOCALOID-flex」。コンシューマ向けには提供されずコンテンツメーカーへのライセンスという点が物議をかもしているようだが、大部分のライブラリで声の提供者が声優という事を考えると、本丸の商品である話し声を無尽蔵に作られる状況は避けたい所だろう。
しかし、現段階でアナウンスされているVOCALOID-flexのライセンス先はゲーム向けのようだが、それこそ「声優のギャラの圧縮」という非常に面白みの無い使われ方がしないかと危惧してしまう。
VOCALOIDは、一応「音楽作成用ソフト(楽器)」という体裁だが、商品の核となるのは(VOCALOIDという)ツールではなく、(初音ミク等の)コンテンツを売るというビジネスモデルになっている。その意味では(誤解を恐れずに言えば)VOCALOIDを使った作品は広い意味では全て「二次創作」的な性格を持つ事になり、そこが音楽を生活の糧とする人間には使いづらい部分でもある。
VOCALOIDが真にクリエイターにとってのツールへと昇華するには、ボイスライブラリを作成する術が一般に開放されるか否か、というのが一つの大きなポイントとしてあると考える。しかし、それは前述のビジネスモデルの崩壊を意味するので、ちょっとやそっとではその状況は訪れないだろう。むしろ、UTAUを始めとするオープンなツールが複数存在する今となっては、バーチャルボーカル/スピーチは完全に二つの路線に分かれて行く事が決定づけられたとも言えそうだ。
VOCALOIDはニコ動等で多くの人が「作り手」となる事によりブームが加速されたものであるから、そこに矛盾というかジレンマというか、ビジネスモデルのある種の限界のようなものも見え隠れしている気がする。
flexの今後について、純粋にテクノロジーへの興味としては人間と遜色ない表現力を持つスピーチエンジンがおいおい出現するのを見てみたい。しかし、繰り返しになるが、それが人件費の抑制という観点ばかりクローズアップされたら、本当につまらん。
バーチャル音声については、VOCALOIDでやったら色々怒られそうな位面白い事を、UTAU等で、それも多少でも採算が成り立つようなベースでやって行く、それがうちの当面の陰謀野望だ。
※ちなみにこのブログの左側に貼ってある「縁起物ジェネレータ」は、UTAUを使って打ち込み方で無理矢理話させたもの(通称hanasu)。どうせゲームとかに使うなら、現ボカロを無理矢理喋らせた声で全編構成したような力技を見てみたいよ。
しかし、現段階でアナウンスされているVOCALOID-flexのライセンス先はゲーム向けのようだが、それこそ「声優のギャラの圧縮」という非常に面白みの無い使われ方がしないかと危惧してしまう。
VOCALOIDは、一応「音楽作成用ソフト(楽器)」という体裁だが、商品の核となるのは(VOCALOIDという)ツールではなく、(初音ミク等の)コンテンツを売るというビジネスモデルになっている。その意味では(誤解を恐れずに言えば)VOCALOIDを使った作品は広い意味では全て「二次創作」的な性格を持つ事になり、そこが音楽を生活の糧とする人間には使いづらい部分でもある。
VOCALOIDが真にクリエイターにとってのツールへと昇華するには、ボイスライブラリを作成する術が一般に開放されるか否か、というのが一つの大きなポイントとしてあると考える。しかし、それは前述のビジネスモデルの崩壊を意味するので、ちょっとやそっとではその状況は訪れないだろう。むしろ、UTAUを始めとするオープンなツールが複数存在する今となっては、バーチャルボーカル/スピーチは完全に二つの路線に分かれて行く事が決定づけられたとも言えそうだ。
VOCALOIDはニコ動等で多くの人が「作り手」となる事によりブームが加速されたものであるから、そこに矛盾というかジレンマというか、ビジネスモデルのある種の限界のようなものも見え隠れしている気がする。
flexの今後について、純粋にテクノロジーへの興味としては人間と遜色ない表現力を持つスピーチエンジンがおいおい出現するのを見てみたい。しかし、繰り返しになるが、それが人件費の抑制という観点ばかりクローズアップされたら、本当につまらん。
バーチャル音声については、VOCALOIDでやったら色々怒られそうな位面白い事を、UTAU等で、それも多少でも採算が成り立つようなベースでやって行く、それがうちの当面の
※ちなみにこのブログの左側に貼ってある「縁起物ジェネレータ」は、UTAUを使って打ち込み方で無理矢理話させたもの(通称hanasu)。どうせゲームとかに使うなら、現ボカロを無理矢理喋らせた声で全編構成したような力技を見てみたいよ。
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