2024 .11.21
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もうとっくに新鮮さの無い話題だけど、書いとかねばなるまい「iPad」。一部で揶揄されるようにiPhone/iPod Touchが「大きくなっただけ」なのだろうけど、タッチ型デバイスとしては触れられる面積が増えるだけでも可能性が何倍にも広がる。
電子楽器全般がデジタル化してから、各製品の差異はソフトウェア(アルゴリズム)とDSPの処理能力が大部分を握る、という事が、一つの箱(パソコン)でエフェクトから音源までまかなうのが当たり前の時代になって明白になってしまった。
人間が直接触れるインターフェースは、フィジカルな製品を作るメーカーにとっての最後の牙城だったけど、たとえばKORGのkaossilatorみたいなのはまたアイデンティティの危機に面していると言えるかもしれない。「マルチタッチである」だけで、iPhoneの方がはるかに広い演奏バリエーションを持てるわけだし。
例えば最新版のFlashのサウンド系APIを使うと、低レイテンシーでの発音や、オシレータ、フィルターなんかを使用した本格的な「楽器」を作る事ができる。既に10数年の歴史を持つ、VSTなどのパソコン用プラグインとは全然違う文脈のソフトウェア楽器が、続々と出る状況が間違いなく来るだろう(そういう弊社でも、そちらの研究/開発を進めている)。
電子楽器メーカーにとっては「鍵盤という1インターフェースの供給者」に落ちないための、非常に大きなターニングポイントとなる時期かもしれない。
電子楽器全般がデジタル化してから、各製品の差異はソフトウェア(アルゴリズム)とDSPの処理能力が大部分を握る、という事が、一つの箱(パソコン)でエフェクトから音源までまかなうのが当たり前の時代になって明白になってしまった。
人間が直接触れるインターフェースは、フィジカルな製品を作るメーカーにとっての最後の牙城だったけど、たとえばKORGのkaossilatorみたいなのはまたアイデンティティの危機に面していると言えるかもしれない。「マルチタッチである」だけで、iPhoneの方がはるかに広い演奏バリエーションを持てるわけだし。
例えば最新版のFlashのサウンド系APIを使うと、低レイテンシーでの発音や、オシレータ、フィルターなんかを使用した本格的な「楽器」を作る事ができる。既に10数年の歴史を持つ、VSTなどのパソコン用プラグインとは全然違う文脈のソフトウェア楽器が、続々と出る状況が間違いなく来るだろう(そういう弊社でも、そちらの研究/開発を進めている)。
電子楽器メーカーにとっては「鍵盤という1インターフェースの供給者」に落ちないための、非常に大きなターニングポイントとなる時期かもしれない。
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