2024 .11.21
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2010 .03.07
ちょっと映像がらみで実現したい事柄があり、良いツールは無いかと探していたら、Mac OSXに標準で付属する開発ツール「Quartz Composer」に行き着いた。今まで触ったことが無かったのだけど、予想より何倍も面白いツールでびっくり!
Mac OSXを使っている・触った事のある人は、同程度のスペックのマシン上のWindowsに比べて、画面の描画処理が滑らかな印象を受けていると思う。これは、Mac OSXの映像エンジン「Quartz」の処理能力が優れているからで、Quartz ComposerはそのQuartzの機能を、プログラムを書くこと無く利用しながら、映像をリアルタイムに処理・生成するコンポーネントを作成できるツールだ。
普段After Effectsに慣れていると、リアルタイムで、しかもCore2Duo 2GHz、グラフィックチップはオンボードという、現行では決して高性能ではないMacBookで、フルスクリーンでダイナミックに展開するような処理がリアルタイムでサクサクできるのに驚かされる。もちろん、After Effectsは意図した映像を着実に形にしていくツールなので全くコンセプトが違うが、文字通り打てば響くような反応は非常に新鮮だ。
上に載せたスクリーンショットのように、Quartz Composerはモジュラーシンセのようにモジュールを結線しながらパッチを作成して行く。この手のツールはシンセで慣れ親しんでいるし、モジュール名も「LFO」など音方面でお馴染みのものも多い。加えて、まだ試していないが、処理のソースとしてオーディオに加え、なんとMIDI信号も使えるようだ(これも、MacのCore Audioが標準で高い機能を持っているおかげ)。活用すれば、ある種の映像制作には非常に大きな武器となりそう。
色々実験しつつ、追って色々と作ったものを公開して行こうと思う。
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