2024 .11.21
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2010 .03.13
たとえばHTMLというもの。今はだいぶ、だいーぶマシにはなったけど、環境によって表示が崩れたりするし、レイアウトはあと一歩のツメがなかなか痒い所に手が届かないし、画像はリンクしてるだけだから全部別ファイルで、相対パスだと位置関係を崩しちゃダメ。フォントだって、見る環境によって違ってしまう。
こうしてみると、HTMLというのは、ある意図のもとに作る静的なコンテンツを作るのに、すごーく向いていない方式なんじゃないかと思う。個人的な趣味としては、例えばPDFみたいに、原則としてどこで見ても一緒に見えて、1枚の紙みたいに一つのファイルにまとまる方式の方が、ずっと精神衛生的に良い。動的に変わる部分だけリンクにするとかして。
だけど、例えばWebの検索結果のリンク先がPDFだったりすると、大抵の人はすごく腹立たしい気持ちを抱くだろう(私もそうだ)。何せ読み込みが遅く、また表示の反応もモッサリしている。ブラウザ上のPDFの動作は、とても次から次へとスピーディに情報を渡り歩く今のブラウジングの感覚にあっていない。
PDFというものは、何故か公式のAdobeのReaderの動作が重いため、すごく印象を悪くしている部分がある。しかし、例えばMac付属の「プレビュー」とか、PDF X-ChangeやFoxitなんかの(HTMLほどじゃないにしろ)軽いビュアーを使うと、PDFへの印象がガラッと変わってくる。
これから電子書籍が普及してくると、コンピュータ上の静的なドキュメントを読む機会がぐっと増えるだろう。そういったコンテンツの作成には、PDF的な構造のものの方がずっと向いているはずだ。人間の感覚はコンテンツを、「沢山の部品の集合体」ではなく「一つのモノ」として捉えるのだから。
例えばこういうブログも、画像をアップしようと思うとまず画像ファイルを作成し、アップロードし、それをさらに貼るというプロセスが必要となる。だけど、文章を書いている途中に画像編集の作業をしたり、重複しないファイル名を考えたりは非常に煩わしい。コピペやドラッグで、適当にテンポラリのファイル名を作成してサーバ上に保存されて、人間側はあくまで「一つのドキュメント」だけを操作している感覚にできないか。
実は、最近人気のメモサービス「Evernote」なんかはこれに非常に近くて、中間ファイル無しにテキスト上に何でも貼りつけていけて、それが自動的にサーバの方にたまって行くので、例えばスクリーンショットを撮りながら文章を書く場合などは非常に心地よく操作が行える。
Evernoteは便利でイマドキなサービスだけど、テクノロジー的には特に新しい事をやっているわけではない。ただ、その見せ方、ユーザーの関わらせ方が非常に上手いのだ。
今現在、身の回りに当たり前に存在しているものでも、見せ方を変えるだけで新たなニーズを生みだせるものが沢山ありそうだ。
こうしてみると、HTMLというのは、ある意図のもとに作る静的なコンテンツを作るのに、すごーく向いていない方式なんじゃないかと思う。個人的な趣味としては、例えばPDFみたいに、原則としてどこで見ても一緒に見えて、1枚の紙みたいに一つのファイルにまとまる方式の方が、ずっと精神衛生的に良い。動的に変わる部分だけリンクにするとかして。
だけど、例えばWebの検索結果のリンク先がPDFだったりすると、大抵の人はすごく腹立たしい気持ちを抱くだろう(私もそうだ)。何せ読み込みが遅く、また表示の反応もモッサリしている。ブラウザ上のPDFの動作は、とても次から次へとスピーディに情報を渡り歩く今のブラウジングの感覚にあっていない。
PDFというものは、何故か公式のAdobeのReaderの動作が重いため、すごく印象を悪くしている部分がある。しかし、例えばMac付属の「プレビュー」とか、PDF X-ChangeやFoxitなんかの(HTMLほどじゃないにしろ)軽いビュアーを使うと、PDFへの印象がガラッと変わってくる。
これから電子書籍が普及してくると、コンピュータ上の静的なドキュメントを読む機会がぐっと増えるだろう。そういったコンテンツの作成には、PDF的な構造のものの方がずっと向いているはずだ。人間の感覚はコンテンツを、「沢山の部品の集合体」ではなく「一つのモノ」として捉えるのだから。
例えばこういうブログも、画像をアップしようと思うとまず画像ファイルを作成し、アップロードし、それをさらに貼るというプロセスが必要となる。だけど、文章を書いている途中に画像編集の作業をしたり、重複しないファイル名を考えたりは非常に煩わしい。コピペやドラッグで、適当にテンポラリのファイル名を作成してサーバ上に保存されて、人間側はあくまで「一つのドキュメント」だけを操作している感覚にできないか。
実は、最近人気のメモサービス「Evernote」なんかはこれに非常に近くて、中間ファイル無しにテキスト上に何でも貼りつけていけて、それが自動的にサーバの方にたまって行くので、例えばスクリーンショットを撮りながら文章を書く場合などは非常に心地よく操作が行える。
Evernoteは便利でイマドキなサービスだけど、テクノロジー的には特に新しい事をやっているわけではない。ただ、その見せ方、ユーザーの関わらせ方が非常に上手いのだ。
今現在、身の回りに当たり前に存在しているものでも、見せ方を変えるだけで新たなニーズを生みだせるものが沢山ありそうだ。
PR