2024 .12.04
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2010 .03.11
しばらく普通のツール紹介もやってなかった気がするので、たまにはお気に入りのプラグイン開発元の紹介でも。本日のネタはTAL(Togu Audio Line)、シンセからエフェクトまで、かなりの数の良質なフリープラグインをリリースしています。
これはそこそこのメーカーでもインディペンデントでもそうなんだけど、全く方向性の違うプラグインでも、開発元が同じだと同じ風合いのようなもの(明らかな音色の違いというより、ミックスするとわからない位の質感の違い)がある場合も多い。これは、開発者の好みによるチューニングも問題もあるし、部分的にソースの流用などが行われているためだろう。
TALのシンセにもしっかりその特徴があり、一番感じるのが「張りのよさ」といった感じの質感。これはオシレータの特性もあるけど、触っているとフィルターによるものじゃないかと感じる。TALのシンセは、レゾナンスを上げた時の発振音に耳につく感じが少なく心地よい。アナログシンセを模したソフトは星の数ほどあり、TALもアナログとイコールとかではないけど、レスポンスの心地よさは結構好感が持てる。
以下、何本かご紹介。
TAL-BassLine
ROLANDの、アナログ末期のシンセ「SH-101」を模したもの。これはエンベロープが一系統しかない(VCA、VCF共用)など結構構造上の制限が多い。実記は部品点数を減らして安くするためにこの構造になったので、いくらでも贅沢できるソフトでは「わざわざチープにしている」事になるけど、こういった制限内で音作りにチャレンジすると結構良いのができる事も多い。シンプルな分、音作りの入門にもおススメ。
TAL-U-No-62
こちらもROLANDの、アナログポリシンセのヒットモデル「Juno-60」を模したもの。この直後のDX7の登場で一気にデジタル化して行く直前の、電気電気していた頃のシンセサウンドを堪能できる。自分はこの時代は幼稚園~小学校位なので、割とはっきり記憶がある中の、リアルタイムで体験した最古のノスタルジーでもあるんだよねえ。
TAL-ELEC7RO
これは何かの再現ではなく、独自設計のモノシンセだけど、サウンドの素性が凄く良いと感じる!確か2000年位に、TC Worksの「Mercury-1」というモノシンセプラグインが出た時に、その音の密度の高さに驚かされたけど(当時やはり出始めのNative Instrumentsとかよりずっと音は好みだった)、けっこうそれに通じる足腰の強さがある。
TALのプラグインに共通して一つやっかいなのが、CPU負荷が多少高い事。自分が今音楽用に使っているOpteron246x2のマシンでも、1音あたり約10%も消費する(REASONなら、100ポリ超えても楽々なのに)。U-No-62だと6ポリだから、ガンガン弾いちゃうともう一杯だ。これは、かなり「真面目に」演算をやっているんじゃないかと予想されるが(多分、それゆえの音のよさ)、サウンドにはそれを押して使うだけの魅力がある。
気軽に使えるお勧めとしては
U-No-62から特徴的なコーラスのみを取り出したエフェクターの「CHORUS-60」。例えばSynth1とかにこれをかけても結構雰囲気が出るので、適度にひなびた心地よいパッドとか作りたい時には是非おススメです。
これはそこそこのメーカーでもインディペンデントでもそうなんだけど、全く方向性の違うプラグインでも、開発元が同じだと同じ風合いのようなもの(明らかな音色の違いというより、ミックスするとわからない位の質感の違い)がある場合も多い。これは、開発者の好みによるチューニングも問題もあるし、部分的にソースの流用などが行われているためだろう。
TALのシンセにもしっかりその特徴があり、一番感じるのが「張りのよさ」といった感じの質感。これはオシレータの特性もあるけど、触っているとフィルターによるものじゃないかと感じる。TALのシンセは、レゾナンスを上げた時の発振音に耳につく感じが少なく心地よい。アナログシンセを模したソフトは星の数ほどあり、TALもアナログとイコールとかではないけど、レスポンスの心地よさは結構好感が持てる。
以下、何本かご紹介。
TAL-BassLine
ROLANDの、アナログ末期のシンセ「SH-101」を模したもの。これはエンベロープが一系統しかない(VCA、VCF共用)など結構構造上の制限が多い。実記は部品点数を減らして安くするためにこの構造になったので、いくらでも贅沢できるソフトでは「わざわざチープにしている」事になるけど、こういった制限内で音作りにチャレンジすると結構良いのができる事も多い。シンプルな分、音作りの入門にもおススメ。
TAL-U-No-62
こちらもROLANDの、アナログポリシンセのヒットモデル「Juno-60」を模したもの。この直後のDX7の登場で一気にデジタル化して行く直前の、電気電気していた頃のシンセサウンドを堪能できる。自分はこの時代は幼稚園~小学校位なので、割とはっきり記憶がある中の、リアルタイムで体験した最古のノスタルジーでもあるんだよねえ。
TAL-ELEC7RO
これは何かの再現ではなく、独自設計のモノシンセだけど、サウンドの素性が凄く良いと感じる!確か2000年位に、TC Worksの「Mercury-1」というモノシンセプラグインが出た時に、その音の密度の高さに驚かされたけど(当時やはり出始めのNative Instrumentsとかよりずっと音は好みだった)、けっこうそれに通じる足腰の強さがある。
TALのプラグインに共通して一つやっかいなのが、CPU負荷が多少高い事。自分が今音楽用に使っているOpteron246x2のマシンでも、1音あたり約10%も消費する(REASONなら、100ポリ超えても楽々なのに)。U-No-62だと6ポリだから、ガンガン弾いちゃうともう一杯だ。これは、かなり「真面目に」演算をやっているんじゃないかと予想されるが(多分、それゆえの音のよさ)、サウンドにはそれを押して使うだけの魅力がある。
気軽に使えるお勧めとしては
U-No-62から特徴的なコーラスのみを取り出したエフェクターの「CHORUS-60」。例えばSynth1とかにこれをかけても結構雰囲気が出るので、適度にひなびた心地よいパッドとか作りたい時には是非おススメです。
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