2024 .11.21
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2010 .09.12
↑SundFontを作ってiPhoneで鳴らそう!
実演Ustreamのアーカイブ動画
先日「bs-16i」という、iPhone/iPad等のiOS機器でSoundFont(サウンドフォント)を読み込んで演奏できるアプリが登場した。
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2010 .03.05
HDDを整理してたら、昔作った曲のデータやなんかが色々出て来た。その中に、REASONのSUBTRACTOR(オシレータ波形から音を合成する、いわゆるバーチャルアナログシンセ)だけを使って、サンプリング音声を使わず電子音だけで津軽三味線風の音を作ってる曲があったので、簡単な動画を付けてニコ動にアップしてみる事にした。
ちょっと気分転換に、当時の事を思い出しながらREASONでパッチを再現してみた。せっかくなので、再現パッチのプロジェクトファイルをここに置いておくので、よかったら実際にご自分の環境でお試し頂きたい(もちろん曲とかに使ってもOK)。
サンプルのREASON4プロジェクトファイル
REASONを持っていない人でも、Propellaheadの日本語サイトからREASONのデモ版も入手できるので、是非そちらを使って開いて頂きたい。
これは他のシンセとか、サンプラーで三味線を鳴らす場合に便利なテクニックもあるので、軽く要点を解説しておこう。
●ポイント1 モノフォニック、レガート、ポルタメント
三味線の演奏を打ち込む場合、音色はモノフォニック(単音)、レガート(前の鍵盤を押したまま次の鍵盤を弾いたとき、アタック無しで滑らかにつながる)のモードに設定し、適量のポルタメントをかけておく。これにより、通常の単音弾きと、ギターで言うハンマリングやスライドのような滑らかなピッチ変化を伴う奏法を織り交ぜる事ができ、演奏に躍動感が出る。弦を2本以上同時に鳴らしたい場合は、同じパッチをもう1系統作って同時に発音させよう。
●ポイント2 一旦歪ませ、フィルターで再度削る
シンセ単体である程度三味線ぽいニュアンスになったら、シンセの外部で、ディストーション等で音を軽く歪ませ、その後フィルター(バンドパス系が良い)で再度音を削って整えると、ベロシティで
音量を変化させた場合に(歪みの度合いにより)音色も変化するようになり、アグレッシブさが増す。これは津軽三味線のような音数の多い演奏スタイルには特に有効だ。
●ポイント3 LFOによるピッチ、PWMのモジュレート+フランジャーで味付け
三味線に限らないが、生楽器系の音色は、同じ音を2回続けて弾いた時に「コピペしたように」同じ音が鳴ってしまうと非常に興ざめする。その場合、上記のようなモジュレーションを、複数、それもほ~んの少しずつ、あくまで隠し味程度にかけてあげると、発音に自然なムラができるようになり、打ち込みによるアーティキュレーションの手間も少しは軽くする事ができる。
そんなわけで、非常にざっくりとした解説だったが、アップロードしたパッチを徹底的に解剖してもらっても良いし、「俺の方がもっと良い音色が作れるぞ!」という方は是非聴かせてください。あと「こんな音の作り方が知りたい!」という方は、コメント欄からでもリクエストしてください。
追記:ニコ動サイズだと枠からはみ出してしまった(^^;)。そのうちデザインを修正します。
ちょっと気分転換に、当時の事を思い出しながらREASONでパッチを再現してみた。せっかくなので、再現パッチのプロジェクトファイルをここに置いておくので、よかったら実際にご自分の環境でお試し頂きたい(もちろん曲とかに使ってもOK)。
サンプルのREASON4プロジェクトファイル
REASONを持っていない人でも、Propellaheadの日本語サイトからREASONのデモ版も入手できるので、是非そちらを使って開いて頂きたい。
これは他のシンセとか、サンプラーで三味線を鳴らす場合に便利なテクニックもあるので、軽く要点を解説しておこう。
●ポイント1 モノフォニック、レガート、ポルタメント
三味線の演奏を打ち込む場合、音色はモノフォニック(単音)、レガート(前の鍵盤を押したまま次の鍵盤を弾いたとき、アタック無しで滑らかにつながる)のモードに設定し、適量のポルタメントをかけておく。これにより、通常の単音弾きと、ギターで言うハンマリングやスライドのような滑らかなピッチ変化を伴う奏法を織り交ぜる事ができ、演奏に躍動感が出る。弦を2本以上同時に鳴らしたい場合は、同じパッチをもう1系統作って同時に発音させよう。
●ポイント2 一旦歪ませ、フィルターで再度削る
シンセ単体である程度三味線ぽいニュアンスになったら、シンセの外部で、ディストーション等で音を軽く歪ませ、その後フィルター(バンドパス系が良い)で再度音を削って整えると、ベロシティで
音量を変化させた場合に(歪みの度合いにより)音色も変化するようになり、アグレッシブさが増す。これは津軽三味線のような音数の多い演奏スタイルには特に有効だ。
●ポイント3 LFOによるピッチ、PWMのモジュレート+フランジャーで味付け
三味線に限らないが、生楽器系の音色は、同じ音を2回続けて弾いた時に「コピペしたように」同じ音が鳴ってしまうと非常に興ざめする。その場合、上記のようなモジュレーションを、複数、それもほ~んの少しずつ、あくまで隠し味程度にかけてあげると、発音に自然なムラができるようになり、打ち込みによるアーティキュレーションの手間も少しは軽くする事ができる。
そんなわけで、非常にざっくりとした解説だったが、アップロードしたパッチを徹底的に解剖してもらっても良いし、「俺の方がもっと良い音色が作れるぞ!」という方は是非聴かせてください。あと「こんな音の作り方が知りたい!」という方は、コメント欄からでもリクエストしてください。
追記:ニコ動サイズだと枠からはみ出してしまった(^^;)。そのうちデザインを修正します。